私は現在、フリーターです。
正社員の頃はどんな仕事量でもとりあえず決められた固定額が給料日に入金され、自由に遊べる余裕のある給料を頂いていました。
これって本当に幸せなことなんだなぁ、とすごく実感しています。
とはいえ、フリーターになってからも働けば働いた分のお金はもらえるし、正社員の頃と同じぐらいの給料は貰っていました。
ただ、そこからコロナが流行り始め、固定額が決まっていないフリーターの私は割とどん底まで給料が落ち続けています。
働いていた居酒屋も潰れ、週5で入っている職場も気づけば2週間シフトを入れてもらえない状況。
今は家の中でクラウドワークスから拾ってきたライティングのお仕事と、日雇いのバイトをやりながらどうにかやりくりしている状況です。
正社員では無くフリーターで生活することを決めたのは自分なので、お金がないことにどうこう言える立場ではありませんが正直きつい。
コロナの影響で生活が厳しくなっている状況の人はもっとたくさん居るけど、その中の一人として私も生活しています。
こうなってから、将来のことを考える機会が増えました。
そこで割と本気で憧れるというか「なりたいな」と思えたのが『家で働く』ということです。
・/// 見たい所をクリック
在宅ワークに憧れを感じる私
実際、世間で外出自粛と言われてもテレワークが出来ない仕事に就いている人の方が多いです。
私も接客業なので外出が基本。
外出したら家に居る時と比べるとウイルスに感染する可能性は高まるけど、それでも生きていくためには外出が必要というわけです。
難しすぎる矛盾。
私の職場では自粛期間が計4ヶ月設けられたので、その間毎日のようにブログを投稿し続けました。
どうしても継続したかったので「ブログは仕事」と思い込んで、毎朝同じ時間に起きて同じ時間に投稿していました。
このあたりから「自分が書いた文章で生計を立てられたら素敵だなぁ」と思い始めました。
現にブログで生計を立てている人は結構います。
私自身、あんちゃさん(@annin_book)を知ってブログを始めたところもあるので、ブログは稼げるものということも知っています。
稼げるレベルに達するまでの作業量と勉強量と工夫が足りてないだけで、誰でも簡単に始めることが出来るものです。
そもそもブログで稼げるとなると、パソコン一つあれば自分の家でも仕事が出来るし、大好きなタリーズコーヒーで仕事が出来るし、実家に帰っても仕事が出来て、彼氏がいれば彼氏の家に居候してまで仕事が出来る。
なんて最高な働き方なんだ!
何歳になっても「パソコン出来たらかっこいい」
去年の年末(ちょうど一か月前)、私の中で結構な病み期が訪れました。
仕事中に自然と涙を垂らしながら働くほど病んでいて、その節はたくさんの職場の方に迷惑をかけました。
それぐらいのどん底に落ちると、結局もう上がるしか道が残されなくなります。
「自分がここから上に上がっていくには何をすべきか」
そう考えたときに新しい何かを始めてとにかく行動する!ってこと以外、前に進む方法がないと思いました。
そうなったときにふと思いついたのが、
起業・・・🤔
— ナッツミ🍑 (@_7223_) December 30, 2020
あ・・・起業はでかい。
起業ぐらい大きなことを成し遂げれば絶対に前に進めるという考えに至りました。(ちょいぶっとんでるかもしれん)
いつか自分の手帳ブランドを立ち上げることは前から憧れていたので、そういう面でも起業は自分をどんどん上に持っていける。
そこで有利な位置に立つ方法を考えたときに、やっぱり私の中ではブログという存在が大きい。
ブログを通して自分自身の知名度をほんの少しでも上げさえしていれば、今後何かを始めたときに絶対役に立ちます。
今後の自分のお守りと言うか、名刺代わりになるようなブログは絶対に必要だなと思いました。
過去の記事を読んでくれている方はご存じかもしれませんが、私は「パソコンをつつけたらかっこいいから」という理由で高専に入学しました。
実際に高専で5年間過ごしてみて、留年の恐怖で精神を削られるほど”情報系の勉強はわからない”と学んだのにも関わらず、やっぱり何歳になっても「パソコンつつけたらかっこいい」は変わっていません。
プログラミングではないにしても、私の中で「パソコン一つで働く」というスタイルがかっこいいんです。
ブロガー、いや、ライターでもかっこいい。
私の中で、とにかく自分が書いた文章でお金がもらえるってことがとにかくかっこいいポジションにあります。
こうなってくるとこれから必要になってくるのは、勉強で得る知識と作業量だ!ということで今年から読書を始めました。
気になった本はもちろん、私がお手本にしているブロガーさんたちがおすすめしている本を片っ端から読み始めました。
なんといっても職場まで往復2時間あるんでね。。。
『しょぼい起業で生きていく』を読んだ感想
元々自己啓発本やらエッセイ本やら、自分が高まりそうな本を読むのは好きだったので”起業”ジャンルの本も割とワクワクしながら読んでいます。
私が手に取った1冊の中に『しょぼい起業で生きていく』という本がありました。
『しょぼい起業で生きていく』の内容
もう、嫌な仕事をするのはやめませんか。
会社辞めたい人、会社に入れなかった人、起業したけど失敗した人、
アルバイトが続かない人……。
みんな、大丈夫です。しょぼい起業で生きていく
この本は著者であるえらいてんちょうさん(@eraitencho)が起業するところから、起業後のお話をまとめてある本です。
起業と聞くと、こう考える人が大半です。
「自分には無理だ」
「難しそう」
しかし、えらいてんちょうの起業はそうではありません。
”しょぼい起業”はそういうみなさんがイメージするような”意識高い起業”とはまた違います。
えらいてんちょうが起業した理由は「朝起きて満員電車に乗って通勤するのが嫌」という理由です。
しょぼい起業は、一般的な何かを売ってお金をもらうというより、「いつもやっている作業をお金に換える」という方法。
- 「店を開くには大金がかかる」は嘘
- 準備資金がゼロでも大丈夫
- 現金だけが儲けではない
といった起業方法で、この本の中にはそういった「しょぼい起業の方法」のすべてが詰まっています。
印象に残った文章(ちょいネタバレ)
「しょぼい起業で生きていく」の目次は、以下の通り。
- もう、嫌な仕事をするのはやめよう
- 「しょぼい起業」をはじめてみよう
- 「しょぼい店舗」を開いてみよう
- 「協力者」を集めよう
- しょぼい店舗を流行らせよう
- 「しょぼい起業」実例集
- えらいてんちょう×○○の対談
第1章から第6章までが本編で、最後の方はえらいてんちょうとphaさん(@pha)との対談、借金玉さん(@syakkin_dama)との対談が載っています。
もちろん本編では「しょぼい起業」について学べて「起業」についての価値観がすごく変わりました。
が、個人的にはえらいてんちょうとphaさんの対談が面白かったです。
二人とも私のような一般人の考えとはかけ離れていて、会話自体がすごくおもしろかったです。
特に印象に残ったえらいてんちょうの言葉。
「現世なんて遊び」、みたいな考えですかね。現世なんてちょっとした遊びなんだからコケてもたいしたことないんですよ。コケてもコケてもどうせ死ぬわけで。ただ、遊びだからこそ、てきとうにやらず全力でやんないとつまんないですよね。by えらいてんちょう
この考え方は私の中でどタイプというか、めちゃくちゃグサっと来ました。
こんな人におすすめ
私が実際に読んでみて、ぜひ読んでほしい!と思う人は以下の通り。
- 起業に少しでも興味がある
- 今後の人生に迷っている
- 何かしら行動したい
- 今後のこと一切決めてない
- サラリーマンは嫌だ
- 働きたくない
起業に興味がある私が読んでグサっと来たのでそういう人はもちろんですが、
えらいてんちょう自身「朝起きたくない」から始まった起業なので、「働きたくない」と考えている方にもおすすめです。
起業の概念が変わった。
自分の中で本気で何かしら行動しよう!というときに偶然手に取った「しょぼい起業で生きていく」ですが、これはどんな状況の方が読んでも面白い内容だと思いました。
というか「起業」というものの概念が変わった上、自分の働き方を考えようと思える1冊。
そしてこの1冊を読んだだけなのに、読み終わってから自分の中で「私何でも出来そう」という熱がどこかしらか湧いてきています(笑)
えらいてんちょうの文章の書き方や考え方全てがスッと自分の中に入ってきてとても読みやすい1冊でした。
何の行動もしていないですが、「起業」ってもしかしたら行動さえしちゃえば、そんなに難しいことではないのかもしれない・・・と可能性を感じれた1冊。
とにかくみんなに読んでほしい!