私がどんなJKだったかというと『部活とバイトを毎日両立させお金を稼ぎ、ももクロの衣装を作ってライブに行く人』をやってました。
当時は当たり前すぎて何も思わなかったのと、ここ最近までただの女子高生時代の思い出だと思ってましたが、ふと
「中学生から衣装を作って着始めた経験をしてる女子って一般的にもしかしたら少ない・・・?」
と思い、記事にしてみることに。
今日は私が衣装作りに目覚めたきっかけから楽しんでる様子から衣装づくりを卒業する最後の最後までを物語にしてみました。
中学生でコスノフデビューを果たした。
私は中学2年生の頃、3年生の先輩が体育祭で「行くぜっ!怪盗少女」を踊っているのを見たときから徐々にももクロにハマっていきました。
自分で衣装を作りかけた
ももクロに本気でハマり始めたころ、なぜか「この衣装なら作れそう」と思ってミライボウルの衣装を作ってみることにしました。
そこで私の母は服飾の学校を出ていて、仕事もそういう系の仕事なので「これってどうやったら作れるん?」って聞いたのが最初の衣装作りのきっかけ。
自分で作るつもりだったんですが、結局母が全部作ってくれていました。

ここで、特に今後着ていく予定も無いミライボウルの衣装が出来上がりました。
人生初サボりは中3の秋
時は過ぎ、中学3年生になったころ岡山県にビッグニュースが訪れました。
”ももクロ、ツアーで岡山の体育館にやってくる!”
どわああああああ!!!
なんてこった!行くしかない!が、
ど平日!!!!
中学生のサボりって難しいんですよね、高専とか大学と違って。そこで私の親は連絡帳的なやつに「今日は家の用事があるので4時間目終了後、帰宅させていただきます。」と記してくださいました。
最高すぎる・・・・(/_;)
あの日のことはすごく鮮明に覚えていて、4時間目終わった瞬間全力で教室を飛び出しチャリ置き場へ全力疾走。
チャリ置き場に居た何人かの男子に「え!どこ行くん!?」「ももクロに会ってくる~!!♪」あの心が躍りまくってる感じ、忘れられん。

今考えたら本当に意味わかんないんだけど、あのミライボウルの衣装を着て友達と岡山に行くために汽車に乗りました。隠さずによ。中学生すげええ。。。
たぶん見せびらかしたかったんだと思う。(笑)
2両編成の汽車に、ミライボウルの緑とピンクが乗ってた日があったなんて。
関連記事:初めてのももクロライブ参戦!準備するものや服装は?【初心者モノノフマニュアル完全版】
コスノフライフを全力で楽しんだ。
人生初ライブをコスノフで行くと、コスノフとしてライブに行かないと満足出来なくなりました。
生地集めからが楽しいの
中学を卒業して、高専生になってからは自由に日本中を行き来できたのでライブの当選が決まるたびに新しい衣装を作っていました。
作る衣装の決め方は「可愛い!着てみたい!」と思った衣装と、「これなら簡単に作れそう!」と思えた衣装の合間をとった良い感じの難易度の衣装を作っていました。
ももクロの衣装って、アイドルの衣装と言うよりアニメの衣装みたいなところあったので難しいんですよね。
設計図を自分なりに作って、イオンの布屋さんに行って、いちばん近そうな生地を選んで、部屋でこそこそミシンを出して・・・
「こんな衣装を作りたいんです」って布屋さんに見せて、似たような生地を出してもらって。
完成した時の達成感と、
「これを杏果ちゃんに絶対見てもらうんだ!!!レスもらうんだ!!」
って時のワクワク感といったら。

この写真は大阪城ホールでのライブ、実はこの中にミラボコスの私が紛れ込んでいます。
「これは絶対見てくれた!」って自己満足ですら幸せなんです。そして「しおりんと同じ画面に入れている・・・」という嬉しさ。
他にもいろんな衣装を作りました。

この触角は制作途中なのでガタガタですが(笑)

この歌謡祭の時に着てた衣装を真似してみました。「これなら作れそう!」と一目見て思ったのを覚えています。
ハスラーのCMのあられちゃんも作りました。

これは帽子のワッペンをフェルトで作ってるときが一番楽しかったです。コスプレ感も弱かったので、いろんな現場で着まわしました。
モーレツコスはもう、布ではないw

着る時にカシャカシャいう生地。ミシンで縫いにくかった衣装ナンバーワンです。何度も言うが布じゃないから。
Z伝説はベルトだけ本気で作りました。

ダイソーで発泡スチロールを買って、ペンキとスパンコールで飾り付け。我ながら良い出来だと思います。
当時は「全部自分で作ったにしては上出来!」と思ってましたが、いざ大人になってみると全部適当な衣装ですね・・・とにかく雑だ。
これがO型高校生クオリティ。
どんどん広がるコスノフの輪
最近はどんどん収束気味になっているみたいですが、当時はコスノフがすごく流行っててたくさんの女の子が自分で衣装を作って会場に足を運んでいました。
会場ではじめましてのコスノフさんたちと写真を撮ったり、どうやって作ったのか作り方を教えてもらったり、Twitterのアカウントを交換したり、ヲタクの輪って本当に楽しいんです。
着ぐるみの中身を教えてもらってる感覚。

この写真、左のおじさんもZポーズしてくれてる(笑)
こうやって他人の衣装を見て、「あ、これなら私も作れそう」とか「これ可愛いから着たいなぁ」と次の衣装の候補も選んだりします。

同じ曲のコスプレしてる人と知り合ったり。モーレツの衣装を着てる人は珍しいので、探すのに一苦労でした。この日はピンクの方しか発見できず。

この方はなんと何年か前のライブでもお会いしてたらしい。
というのも写真撮って家に帰って、過去のライブの写真見返してたら「わ!同じ人だ!」って。すごい偶然。

このGOUNNの衣装以上にすごすぎるコスノフさんにはまだ会ったことない。神。

プリクラ並んでたらあられちゃん発見。あられちゃんコスに関しては、作りやすすぎるのでコスノフの登竜門的なとこあります。ライブ会場はあられ大量発生状態。
「今度はどの衣装を作ろう」ってところからライブが始まるみたいで、毎日毎日超充実!
ライブが終わって夜行バスで岡山に帰るあの時間の切なさはすごい。

でもまたやってくる次のライブ、また始まる衣装作り&バイト生活。これが私の青春。
高3終了と同時に、しっかりと身を引いた。
初めてのライブから高3当たりのライブは、SNSで知り合った女の子と一緒にライブに行くことが多くて、その子もコスノフでした。
その子との出会いはTwitterで”岡山のモノノフのライングループがあるから参加者募集”ってやつに参加して、そのグループ内に居た同級生の女の子。
同級生ってことだったので個人チャットでやりとりしたらまさかのバド部で、来月あたりにあるバドの試合にお互い参加する予定がかぶってて。
なので初めての出会いはそのバドの試合。そこから今でも時々連絡とったり会ったりする仲になれてるからSNSって本当にすごい。
そう、話し戻す。その子と中3からコスノフをやってたから「高校生ぐらいで終了するべきだよね・・」みたいな考えがあって。
当時の私たちから見た大学生以上の人って結構な年上だったので(なんせ中学生だから)、ちょっとあの年までコスプレは止めた方がいいよねって思ってまして。思春期なのがでかい。
高校生の代を卒業したあたりから、お互いももクロのライブTシャツで参戦するようにシフトチェンジしコスノフは卒業しました。
今になって思えば、最高なJKだった気がする。

今考えたら別に25でも26でも全然痛くは見えないし、むしろまだ若いと思う。し、好きなコトやってて輝いてるな、とすら思う。
が、中学生・高校生って頭固いよねえええええ!!!!!
まあおばさんに見えるのはしょうがないか、別に私もコスノフを続けたいのに辞めたわけでもないので後悔とかまたしたいとかは思わないですが。
ただ今になって思うと、自分で衣装作ってライブ行ってたあの頃のヲタクライフってかけがえのない青春だったなぁぁってすごく思います(‘_’)
どれだけ今が充実してても、あの頃のももクロを追っかけてた頃の自分より輝いてる!って思ったことはまだありません。やっぱ好きな人めがけて突っ走ってるときの自分がいちばん輝いてるよね。
モノノフだった頃より輝ける日は来るのだろうか。
忘れてたけど、(ブログネタ探してカメラロール漁ってたら)私コスノフやってたんだなぁと久々に思い出しました。コスノフ卒業して5年とか経つけど、5年前の私めちゃくちゃ充実してるじゃんッ!!!
やっぱ私は私が大好きだ。。。
やりたいこと、みんなやってこ!!!
っていう終わり方であってる?