個人的なひとりごと

上京したら方言を直すべきなのか?(まあ私は一生岡山弁使い続けるんじゃけどな(‘ω’))

桃太郎像

上京して3年目に突入

高専を卒業してから東京にやってきたわけなんですが、運良く仲の良かった友達がみんな上京しました。

東京にやってきたけど、会ってくれる友達も変わらず岡山の友達なので変わらず楽しく過ごしています。

 

唯一ちょっとだけ、ほんのちょっとだけ寂しくなる瞬間といったら、友達が標準語になってるのを聞くとき、ぐらい。私はバリバリに岡山弁を使い続けてるタイプなので、標準語を聞くたびに「あ~みんなが離れていく・・」と思ってしまうのが本音。

とはいっても3年も居れば標準語を聞くことにも慣れてきたので、あまりそういう風にすら思わなくなりましたが。違和感はある。

 

さて、上京したみなさんは自分の慣れ親しんだ方言をどうしていますか?標準語に直しましたか?

そもそも標準語に直すという表現が「ん?」という感じではありますが。自分の標準語は直すも何も岡山弁じゃし!!!というか。

地元以外の人と初めて話した時の衝撃

私が学生のころリゾートバイトという、リゾート地に住み込んでバイトをする、という生活をしていた時期がありました。

1ヶ月ほど住み込むので、日本中からバイトのために集まったバイト仲間と同じ寮に住み込んで生活をしていました。

そのとき人生で初めて”自分の周りに一人も岡山出身の人がいない世界”を体験しました。

そうなったときに一番衝撃だったこと、

「まって……岡山弁浮いてる!?恥ずかしい!!」

まさか方言を”恥ずかしい”と思う日がくるなんて思ってもみませんでしたが、紛れもなく出てきた感情は”恥ずかしい”でした。

「~じゃけん」「~がん」

いやぁ・・・田舎者感がすごい。元々岡山弁って言葉使い汚い方だと思ってはいたけれど、なんせ田舎者感がすごい。

このときは岡山弁の浮き具合を感じ、人生で初めて標準語で話す様に心掛けました。

 

となってくると、もう一つの衝撃。

「え、標準語難しすぎる」という問題。

 

「普段敬語で話すときは標準語で話すから、余裕でしょ!」と思っていたもんだから、タメ口でも標準語ぐらい話せると思っていました。

しかし実際のところ、何かもう岡山弁×変な標準語=どこの方言かわからん気持ち悪い言葉で話している自分。

そして標準語で話すと、どうも気持ちが入り込まない。感情が薄っぺらい感じがするわけです。嘘をついている気分というか。

結果、とりあえず岡山弁で話すことに。

そこで気づいた方言のメリットが、とにかく人との話題に繋がるということ。

方言で話すだけで会話のネタになることに気づき「方言も悪くない」と。

それに加えて人見知りなので、方言で話してると自然と誰かしら話しかけてくれて”一つの武器”みたいな存在に。

 

リゾバを通して初めて岡山以外の人と過ごす生活をしたので、上京する前に「方言で話すのはメリットだ」と勉強することが出来ました。※私の場合

上京してから方言を捨てる人達

実際私がリゾバに行ってなかったら、リゾバで起きた一連の流れを上京してから実感することとなってました。(方言で話すのは恥ずかしい!から始まる生活)

なので余裕で岡山弁をばりばり使って過ごす日々。案の定、会話のネタになったり岡山に興味を持ってくれたり、とにかくメリットしかない。

 

社会人になってから、高専時代の頃の友達とは月1ペースで会ったりします。そこで会うたびに色んな人から岡山弁が徐々に抜けていってるのを聞くわけです。

 

・・・さみしい。(‘_’)

 

別にどっちが正しくてどっちが間違っているとかはないんですが。何となくどんどん地元から離れていく気がして。いや、離れてるんだけども。

 

上京してからは、様々なタイプにジャンルが分かれました。

  • 方言を使い続ける人
  • あえて標準語に変える人
  • 気づいたら標準語の人
  • 標準語にしたけど地元民と話すときは方言な人

 

そもそも「方言から標準語に変えるべき?」と言われると私は別に”あえて変える必要はない”と思っています。

というのも、敬語になった時に標準語が使えるなら会社でも迷惑はかからないんじゃない?といいますか。

実際私が正社員として働いてた時も、方言だからどうこうってなったことは一度もありません。逆に「標準語に変えたい!」と思っているなら直すべきだとは思います。

 

ただ、どれだけ敬語はちゃんと話せていても

「なつみは関西方面出身?イントネーションが関東ではないっぽいから!」

と言われたことがあります。

もうこれに関しては・・・お手上げ。(笑)自分で話していても分かりません。

 

なのでどれだけ標準語に変えたところで関東か関西かぐらいはわかるみたいです。私にはわかりませんが。でもたしかに東北や九州の子のイントネーションの違いは感じるから、そういうことなのかな。

方言を話すデメリットを強いて言うなら「田舎っぽく見える」「たまに何を言ってるかわからない」ぐらい。

方言は今のところ得でしかない。

そして方言最大のポイントは”方言喋ってると褒められるから!”

20年間岡山で過ごしてきて、岡山弁を可愛いなんて思ったことはないし今後も思わないけども。東京という標準語が基本の地にいるからなのか、方言フィルター結構かかるらしい。

 

みんなが「可愛い!」とか「方言良いね!」って言ってくれるのは、「岡山弁喋ってるの可愛い!」って意味じゃなくて

「方言喋ってる人、珍しくて良い!」が、ごちゃ混ぜになって褒めてくれてる、

のを、言われる本人(私)はちゃんと気づいてる。

 

が、言ってくれる方たちはたぶん気づいてない。

 

全く同じ人が居たとして、標準語と方言だったら方言で話してた方が「どこ出身なんですか?」って会話しやすいわけだし。

だから方言は”誇り”だと思うわけで。わざわざ自分から特徴を減らさなくても良いのになぁとは思う。

 

地方で生まれたからこそ、”方言を話す”という特徴を知らないうちに身に着けているのはプラスでしかない。

方言から標準語は変えたければ変えられるけど、生まれてから標準語でしか喋ってこなかった人がどこかの方言を習得するのは難しい。

 

けども、

上京して標準語話してる女の子の会話聞くと、やっぱり話し方丁寧で超かわいいという現実。

「~~だよね」ってあんなに可愛く聞こえるもんなの!?!普段方言の、しかも岡山という言葉遣い荒い寄りの方言ユーザーにとって、標準語女子は強かった。

 

だよねは一生使えそうにないな・・・。

 

合わせて読みたい▶東京にある”岡山アンテナショップ”へ一人で行ってきたら、案外楽しかった話。

ABOUT ME
なっつみ
お化け屋敷とメイドカフェを巡っている人。非日常体験が大好物で、都内の謎解き施設・ホラーアトラクションは割と手をつけました。

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