高専を卒業してもうすぐ3年が経ちます、早いもので社会人3年目の私。
高専を卒業してから「学校で習ったことって使った?」の答えですが、タイトルにある通り、
「一切使ったことがありません」
要はどの道に進むかで変わってくる。
高専生の就活は基本的に学校で企業一覧が用意され、そこから推薦で受けるか一般で受けるか・・・が主な就活方法。
というか高専に行く人の大半は「高専は就職率が良い。大手にも行きやすい」という理由で入学する。
そういったルートを辿った友達から揃えて聞く言葉、
「高専でやってたこと、仕事ですごい使うわ。」
「今度ITパスポート取らなくちゃいけないから勉強してる~」
とにかく高専の勉強が役立つらしい。(全然使わない会社や1から勉強する会社もあるらしいが)
今回はそのルートを辿らなかった私の話。
私が高専で1番学んだことは「私はIT系、そもそも工業関連の勉強が好きではない」ということ。
その大きな学びを経て「絶対に高専に来ている会社に行くと、一生高専で勉強してたことを続けなきゃいけない、嫌すぎる。」という答えを基に就活した。
要は工業関連ではない会社に就職。
その結果、一切高専で習っていた知識や言葉は使わない生活になった。
当たりまえなのかもしれないけど、本当に一切使わない。
というか高専がどう、という話ではなく学校で勉強していた他の知識も一切使ってない。
今の時代、パソコン一つで仕事が成り立つ人も多いわけで。
漢字なんて予測変換で出てくるし、molの計算だって〇次関数の計算だって一切必要ない。学生時代あれだけ単位に追われてたのに、今じゃ一切必要ない。
確実にわかったことは、そういう知識よりも確実にコミュニケーション能力が必要。というわけで外国語を勉強してる人は最強。
私は営業から接客業に移行したので、コミュ力が必要っていうこと自体も自分の仕事に寄るかもしれないんだが・・・
関連記事:高専生の就活スケジュールってどんなかんじ?元高専女子の私が実際に行った就活【適当すぎた】
高専卒が役立ったことは、会話のネタぐらい。
「じゃあ工業関連の仕事にはつかなかった場合、”高専卒”という名前は役立たないの?」の答えは
「初めましての会話の時、1分間ほどの会話のネタになる」ことぐらい。
要するに高専行ったなら高専がおすすめしてくれてる企業に行くのがいちばん理想的なコースって話。まあそのために入学してんだ。。
とはいっても”高専卒です”っていうワードは割と役立つ。
私は割とバカです。
というか偏差値が低い(数値は出したことないけど自分でわかる)。
いや、一般的偏差値・・・?と思うけど、高専行ってから勉強することから逃げて中学生よりも頭が悪いと思う。今現在。
そんなとき、初めて会ったときに「高専卒です」って言うと90%ぐらいで「頭いいじゃん!」って言われる。
実際高専生の偏差値は持ってないし、留年ギリギリ、毎回ほぼ最下位という学力を突っ走ってきたので
「ほんとに最下位で学力無いから”高専卒”ってだけで頭いいって思われるの嫌だなぁ」
と思ってました、最近まで。
が、です。見方を変えました。
「どれだけ学力低かったとはいえ、頭をちょっとでもよく見せることが出来るために今後一生の第一印象のために私はバカなりに”高専卒”という名前を勝ちとったんだ!それしか今後高専卒を役立てる場面ない!」
と、いう考え方にシフトチェンジ。
・・・・高専卒、わりかし役立つ。
ブログという公の場でこれを言ってしまった時点で、もうバレてしまったが。
役立っては無いけど後悔は0。

会話のネタ以外に役立っていることは0です。
よくブログをやってる話をすると「高専の情報科だったからこうやって立ち上げとか出来るんだ~すごいね」って言われることが時々あるが。
それは違う。まじで高専で習った勉強は二進数の数え方しか覚えてない、しかも31まで。片手の指で数えれるまで。
まあ高専でよくわからんプログラミング言語を見てきたから、
ブログのデザインで使うプログラミングぎっしりなページを見ても「うぁあああ英語ばっかで難しそう・・・むりだ」とはならないんだと思う。
たぶん高専行ってなかったら「うわ、英語だらけ、無理だ。やめよ」ってなってた。
ほんとそれぐらい。
とはいっても後悔は一切してないし、むしろ絶対に高校ではなく高専に行ってよかった!と自信を持ってます。
だからもし今、「高専から行ける企業には絶対行きたくない!」とかいう反抗期真っ最中の高専生が読んでたら伝えたい。
勉強嫌なら、とりあえず留年しない単位だけとれるように一旦頑張って。
学校という檻の中から出た瞬間、一切今の知識いらなくなる。
だったら英語勉強するか、バイトで社会経験積むか、旅行行った方が確実に今後のためになる!!!!
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